シティタワー新宿クリニック

院長 石曽根 亜希先生

皮膚科・美容皮膚科

長く患者さまの“美と健康”に寄り添うクリニックをつくりたい。

外来患者数/日 平均20人

スタッフ数 7人

導入製品

  • 電子カルテ:ウィーメックス「Medicom-HRf Basic」
  • Web予約システム:GMO医療予約技術研究所「メディカル革命byGMO」
  • Web問診システム:レイヤード「Symview」
  • セミセルフレジ:スマレジ「スマレジ for Medical」

課題

  • 電子カルテや関連システムを選定するのは初めてで不安だった
  • 導入したい予約システムと相性のよいシステム、同意書のペーパーレス化を行うために必要なシステムがわからなかった
  • 開業2週間で、操作がわからない点がまだ多いのでサポートが不可欠

効果

  • 選定に強いパートナー企業から最適なITシステムの提案を受けられた
  • 不明な操作方法や機能があっても常に電話でサポートが受けられ心強い
  • 患者さまの目線に立った予約システム、連携可能な周辺システムを導入できた

新しい建物で清潔感のある外観と内装が印象的です。ここで開院を決めた理由を教えてください

石曽根院長:新築だったということと、この周りの雰囲気を気に入って決めました。結果的にわかったことですが、競合となる皮膚科のクリニックがなかったので地元のファミリー層の来院が予想以上に多いですね。

清潔感があると褒めていただきましたが、白を基調にして上品なイメージにしたいなと思っていました。内覧会を行ったときから、院内の空間を評価してくださるお声が多く、好感を持っていただけたかと手応えを感じています。

さまざまな美容皮膚科で研鑽を積んでこられたと思います。いつ頃から開業をお考えだったのでしょうか。

石曽根院長:開業を思い立ったのは昨年に入ってからなのでこの1年ほどです。子どもが大学生となり子育てがひと段落したタイミングで「開業するなら今しかないかもしれない」と考えたのです。

開業してまだ2週間ほどですが、女性の主に30代から60代ぐらいの方に来ていただいています。患者さまもよい方が多くて、ここで開業してよかったと感じています。私はこれまでも美容皮膚科を中心に、患者さまに最適な治療を行ってきましたが本当の意味で、自分が提供したい医療にチャレンジしたい気持ちが勝りました。

石曽根先生が「提供したい医療」をくわしくお聞かせいただけますか。

石曽根院長:美容皮膚科と聞くと、外見だけだと思われがちですが、私が大切だと考えてきたことは患者さまが内面と外見の両方から美しく健康であることです。サプリメントなどによって内面から不足している栄養を補うことで、肌にも見違えるようなよい影響が現れます。ただ効果が表れるまで一般的には、最低3か月継続して栄養を摂取していただく必要があります。時間をかけて通院していただく必要もあるので、患者さまとの間に長期的な信頼関係が不可欠です。

「シミやほくろを取ってほしい」というシンプルな要望をいただくこともありますが、個人的な想いとしては「せっかくの機会に外科的な治療と内科的な治療を取り入れることでより若々しく、より美しくなっていただきたい」と考えています。

これまでも長い方のなかには20年以上、お付き合いしてくださった患者さまもいらっしゃいました。それだけ結果にご満足されて信頼いただいていたのではないかと思います。新たに開業したばかりで、この地域ではまだまだ知られていません。時間をかけてファンとなってくださる方を増やしていきたいです。

ただ予想以上に、一般皮膚科の受診ニーズが高くて、お子さんや赤ちゃんを診てほしいというお声も多いです。当院は老若男女問わず、また敷居を上げずに幅広い皆様に頼られるクリニックを目指していますので、一般診療も大切にしていきたいと思っています。

開業準備のご苦労もあったかと思います。これまで電子カルテなどを選定された経験は?

石曽根院長:もちろんありませんでした! パソコン関係は今も不得意なので、何を選べばよいのか判断がつかないというのが本音でした。ただコンサルタントの方から紹介されて、目利き医ノ助で選び方をアドバイスいただいたのはとてもよかったと思います。

電子カルテ選びで重視したのはシェーマの機能、またカルテの診療情報を時系列に並べられる使い勝手などです。これまで勤務した病院やクリニックで、さまざまな電子カルテに触れてきましたが、Medicomは直感的にも操作しやすく、すんなり選定できました。

今はほぼ毎日のように操作や機能でわからない点が出てきます。Medicomさんはサポートがしっかりされていて、お電話で懇切丁寧に教えていただけるので助かっていますね。普段は処方しない薬の呼び出し方がわからなかったときは、患者さまをあまりお待たせしたくなかったので、処方せんに手書きで追記したこともあります。

予約システムを選ぶうえでは石曽根先生のこだわりがあったとお聞きしました。

石曽根院長:そうですね。GMOの予約システム(「メディカル革命 byGMO」)の特徴をお聞きしたときにすぐ「これを導入したい」と思いました。ほかの予約システムは「あなたのお名前は?」と最初に質問するのに対して、GMOさんのシステムはまず予約したい受診日時が選べるようになっていたのです。

患者さまの心理になってみると「まず名前よりも予約日時を聞いてほしい」と考えるはずです。こうした細かな点からも患者さまの気持ちに寄り添えるクリニックでありたいと考え、この機能にこだわりました。

基幹となるシステムが決まると、そのほかは自然と選びやすいのではないでしょうか?

石曽根院長:いえ、むしろ逆でした。これというこだわりがないと、なかなか決断できないものですね。本来、私はITに詳しくないので「どれも大差がない」という印象だった問診システムは決め手に欠きました。

もともと問診システムを導入する予定はなく、「同意書をデジタル化したい」という要望があったのですが独立したシステムはないということだったので、あわせて問診システムも入れることになったのです。あらかじめご自宅で問診を記入してくださる方は待ち時間の短縮にもなるので導入してよかったかと思います。

ただ来院前に問診票への記入を済まされなかった方には、スマホで記入するよりも紙に書いていただいたほうが速いので、紙の問診票も併用しています。スマホの入力に苦労している患者さまをスタッフがお手伝いする姿も見られたので、来院後は紙のほうが患者さまのストレスを減らせるのではないかと考えました。

セミセルフレジをすぐ導入されたのも患者さまの利便性を考えてのことでしょうか。

石曽根院長:そうですね。普段のお買い物でも、現金を使う機会はかなり減りましたからね。キャッシュレス決済も、患者さま目線のクリニックづくりという観点では欠かせないのではないでしょうか。

さらに受付スタッフにかかる負担を少しでも軽減したいと思っていました。会計にかかる時間が短縮できることと、自動化で会計が合わなくなるリスクを減らせること、仮に会計が合わない場合もスタッフに精神的負担を感じさせないで済むなどの効果を期待したためです。いずれ精算機は必要になるだろうという想いがあったので、開業の時点で購入すると判断しました。

患者数も着々と増えているようですが現時点で課題に感じられていることは?

石曽根院長:Webからの集患、とくに自由診療については強化したい点です。幸いにして、近隣の方に対しては少しずつ浸透してきている手応えを感じ始めています。Instagramの運用も若いスタッフを中心に始めたところですが、まだまだこれからですね。Webで検索したときに上位表示されるようにコラム記事を増やすなどの対策もこれからです。

今後開業を検討する先生に向けたメッセージがあればお聞かせください。

石曽根院長:今となってみると「もっと早くに開業すればよかった」という想いがあるのは正直なところです。だからもし迷っているなら、少しでもやりたいと思うなら、行動は早いほうがよいと思います。

勤務医のときのほうが気持ちとしては楽だったのは間違いありませんが、自分の裁量と責任で仕事ができる楽しさも感じています。「この場所で長く患者さまに寄り添った医療を提供したい」と改めて決意しています。

クリニック名 シティタワー新宿クリニック
院長 石曽根 亜希先生
所在地 東京都新宿区西新宿5-2-1シティタワー新宿アネックス201-1
医院紹介 高層ビルが立ち並ぶ西新宿のオフィス街にほど近い便利なアクセスで、自由診療と一般診療を幅広く手掛ける。美容・形成外科の枠にとらわれず、外見はもちろん内側からもサポートし、心身ともに真の健康をつくる医療がモットー。
作成日 2023年6月